国際音楽の日とは?

音楽振興法第7条では、国民に広く音楽についての理解と関心を深め、積極的に音楽学習を行う意欲を高揚させるようユネスコ憲章の精神に則り、音楽を通じた国際理解の促進に資する活動が行われることを規定した。
 
1975年、当時の国際音楽評議会会長のユージン・メニューイン氏は世界中の全ての人々に生活における音楽の意識を認識する機会を与え、国際紛争が続く中、音楽を通じて国境を越え助け合いの心を育み、休戦の日を設けることにより、平和と安らぎを分かち合うことを目的に「国際音楽の日」を提唱した。

1977年10月1日チェコのプラチスラで開催された総会で、10月1日を国際音楽の日とし、毎年世界中で子どもからお年寄りまで、プロ・アマチュアの協働により、様々な特別イベントが開催されている。「音楽振興法」は音楽行事を行うに際し、その実行主体が地方自治体であることを、また地方での市民の手による音楽文化活動を支援することも合わせて規定している。したがって各地区のボランティアが中心となり、かつ地方自治体の援助のもとに開催される音楽祭は、「音楽振興法」が目指す音楽文化振興に寄付するとともに音楽祭成功のための糧となるであろう。 
愛知支部も平成18年より、その精神と趣旨の普及・推進を図ることを目的に開催している。
 
 
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